[PR] 懸賞 本屋に行ったら、2時間半
シアタービューフクオカ編集長・筒井亜耶の観劇もろもろBlog
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希望の轍。
 
こういう時に、何を言っていいか、
どう考えていいかわからない。

何を言ってもしっくりこないし、
自分の言葉ではないような気がするから。

黙って義援金の募金だけをしにいった。

数年前に福岡で西方沖地震が起こった。

私の住んでいる家は、
断層の上に建っていて、家の中はめちゃくちゃになっていた。
何も考えられず、何が起こっているのかも
すぐにわからなかった。
台風に対する予備知識は土地柄、なんとなくあったのだけど
地震に対する、というより災害に対する自分の準備はまるでなかった。

家の中のものが壊れた位ですんだのだけど、
自分の中にある、災害への心のズレはずっと治まらず、
キッチンのテーブルに半分水の入ったペットボトルを置き、
その日から数ヶ月間は、
つねに水面の揺れだけを見つめる日々が続いた。

そんな中、以前通販で買い物をした
岩手県にあるお菓子屋さんから
大きな小包が届いた。
注文した覚えはない。
送り状には確かに私の名前が書いてある。
なんだろうと開けてみたら、
手紙が入っていた。

福岡西方沖地震に被災されたお客様へ
と始まっていた。

東北で以前震災が起こったとき、
自分たちはとても不安で眠れなかったのだと。
その気持ちを今も抱いているでしょう、
自社のお菓子で申し訳ないが、
少しでも気持ちが休まりますように、と
美味しそうなたくさんのお菓子が届いた。

涙も震えも止まらなかったことを、
今でも思い出す。

今回の震災で、いちばんにそのことを思い出した。

私には、家族も親戚も友人も東北地方にはいなかったが、
それとは別の、もっと大切な人たちがいたのです。

大きな事はできないけれど、
何億分の一でもいい。
あの人たちを支える糧になるのなら、
という小さな願いを込めて。







はる るるる。
 
今年に入って慌ただしかったので
あっという間に3月になった感じ。

去年の年末から人付き合いがガラッと変わったな。
そんな時期なのかしら。

色々やった去年を振り返って、
2010年の年末らへんで、整理した。
気持ちも仕事も人間関係も。

曇ってたものがクリアになってきて、
色んなものを精査することが自然とできてきた。

そうすると面白いもので、
今の自分に必要なものだけが、
目の前にはらはらと落ちてくる。

あ、と思ってひろったり
あ、と思って追いかけたり
あ、と思って手のひらですくう。

おもしろいな−。

思い切って、捨ててみたら
クリアで清々しいものだけが残った。

よし。この感じ、いい。

いや。この感じが、いい。


こいつぁ春から縁起がいいわい。








憑依体質。
 
おお。
連投とは なかなか殊勝にガンバっとる。わたくし。

ラッパ屋の「YMO」を観た。

いつも通り、間違いなく 鈴木節。

ラッパ屋観ると、ずーっと昔に観た東京サンシャインボーイズを思い出す。
しかも毎回。
なぜ?
そして脳内キャスティングやってるんだな。
芝居観ながら何やってんだ。

でもああいう、ウェルメイドな芝居ってやっぱ日本人は好きなんだね。
脚本の書き方とか、伏線の演出とか 
どこか やっぱ日本人だよねって思う。
海外のウェルメイドの方が、どっかドライ。
私はどちらかというと、同じ作風でも飄々としている方がタイプ。

シニカルな人とか、もうどうにもできないくらい間が悪い人とか
そこばっか観ちゃうんだよね。
だから私は評論家には絶対なれないもんね。
フラットに芝居みてないからさ。

でもそれができるから芝居は好き。
テレビとかだと、
“今この人観て!”という何とも言えない圧迫感を感じるから
ついつい主役を軸に物語を追っちゃう。
でも芝居はそうじゃないもんね。
好きな人に憑依できるもん。

ふふふ。

今回のラッパ屋はアラフォー女子と中小企業部長の恋物語。
クスッとさせてホロッとくる 鈴木ワールドは健在。
さあ、笑わせてもらおう、と安心して見られる劇団ですな。
そしてやっぱ役者は達者じゃないと芝居は面白くないと
改めて思ったのだ。

最近、本の力だけに頼ってる芝居多いからね。







危険地帯。
 
ギンギラ太陽'sの女優陣がやっている落語会に。
基本的に江戸落語がお好みなんですが、
米朝さんは好き。
でも落語ってあんまり知らないから
そんな話もあるんだなーと感じながら観てた。

前回も行ったんだけど、
上田裕子さんがやってたコワイ話がホントに怖くてびびったよ。
んで今回も上田チョイスはちょいと怖め。
それぞれが選んでいるんだろうけど、
選ぶ噺になんとなくその人の個性や思想的な部分が垣間みれるもんだと
またもや穿った見方をしてしまった。

そして帰って米朝落語を拝聴。

むー。さすがだなあ。

ちまちま集めて全部聴きたい。

まだまだ知らないことが山ほどあるんだと、
落語なんかを聴いてると改めて思った。

いまもーれつに知りたいことは
妖怪と妖精とギリシャ神話。

アマゾン行っちゃおっかな。
行ったらコワいことになるけど。
しばらくは帰って来れなくなるし。

妖怪と妖精がいっぱいいるんだよー。あそこには。


でもやっぱ、アマゾン行っちゃう気がする。







前川節。
 
「抜け穴の会議室」を観て来た。
やや依怙贔屓気味だけど、やっぱり前川くんの本は好きだわ。
観ているうちに、あ、こんな内容だったわ。と
初演を思い出しつつ、初演と比べつつ あの世界にすっぽりハマっていった。
最初は大杉蓮さんが話す、前川節にちょっと違和感を感じていたんだけど、
だんだんそれも見慣れていくからか、さほど気にならなくなる。

途中、こんな話あったっけ?と思ったり
あ、この話思い出した!と思ったり
私の脳内は忙しい。

今回の舞台美術はよかったわ。
あの世界観に集中させる何かがあった。
周りの壁の本棚とか映像とかは、初演の印象とは変わらないけど、
今回の方が、芝居の中にすっと入っていって抜け出せない空気があった。

なんだろうなー。あれって。

前川節は、現代っ子が喋るにはハマりすぎるくらいだけど、
大人が喋るあの台詞も、ビミョーなズレがあって面白いんだということを
新たに発見した。

終演後に前川くんに差し入れを渡して
「もうみなさん劇場出ちゃったんで」とスタッフの方に言われるまで
まあ、そりゃくだらない話を延々としていたけど、
彼は劇場の音響がよかったことを切々と語っていた。

いいんだよ、あの劇場は。ホントに。
いい劇場でしょ〜と、私物でもないのに自慢してみたりした。
世田パブでやってる演目とかをやってほしいなー。
あそこのラインナップは絶対福岡向きだと密かに思ってる。
北九州ではなく、天神向きという感じ。

その後、とある方と食事に行ったのだけど、
色々話してるうちに、
それって「抜け穴」の話みたいだね、と言われて
私が普段、何気なく話していることが抜け穴っぽいということも判明。
だからツボなんかなー。

まあ、“間違いない”芝居だったね。やっぱ。

今、前川くんと岩井くんと小野寺さんの舞台だけは
見逃したくないんだよね。
なんとなく。いま、好きなテイストなんで。

さあ、これからプチ観劇ラッシュに入るぞ。
いいスタートだ。2011年。

未来は明るいよ。